慶應義塾大学理工学部 機械工学科 小茂鳥研究室 HP

Bioengineering group

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 組織工学や再生医療の分野では,様々な場面で効率的な培養手法が必要とされます.通常の細胞培養は,ディスポタイプの高分子素材の容器を用いて行いますが,我々は生体材料として利用されている,Ti-6Al-4V合金ELI材を用いて培養器を作製し様々な研究に取り組んでいます.

 がんの治療法として,手術療法,薬物療法,放射線療法(三大療法)と組合わせて利用できる温熱療法の実用化が期待されています.我々は,金属が熱伝導性に優れるという特徴を利用して,様々な温度刺激を細胞に付与し,がんの温熱療法に有効となる熱刺激のパターンを探求しています.培養面に温度勾配を付けることにより,細胞の配向を制御する試みにもチャレンジしています.

 我々は,開発した金属製細胞培養器を利用して再生医療の発展にも貢献したいと考えています.再生医療の分野では,細胞をシート状に培養し,それを患部に貼り付けるという治療が行われます.この時利用する細胞シートの生成に,金属が加工特性に優れることや振動の制御が可能という特徴を活かした基礎研究を行っています.

金属製細胞培養器
金属製細胞培養器への超音波振動付与
温熱療法のイメージ
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