Laser & Tribology group
機械部品小型化や使用環境の過酷化に伴い，局所領域を対象とした表面改質に対するニーズが増加しています．微小な部品は勿論のこと，大型部材の局所領域に処理するためには，レーザの利用が有効な手段となります．特に最近では，超短パルスのフェムト秒パルスレーザを照射した表面にLIPPS（Laser Induced Periodic Surface Structure）と呼ばれるナノ周期構造が形成され，これを積極的に利用した摺動特性の改善に注目が集まっています．
摺動部でLIPSSの効果を長期間維持するためには，その高強度化が重要となります．小茂鳥研究室では，フェムト秒パルスレーザを用いてLIPSSを形成させると同時に，窒化によりその強度を上昇させることを目的とした研究に取り組んでいます．
